インフルエンザにかかった児童や生徒から学校で感染が広がるのを防ぐ学校保健安全法の『出席停止』の対応が、抗ウイルス薬の普及で現状に合わなくなったとして、文部科学省は、現在の『解熱後2日』の基準に『発症後5日を経過するまで』を追加する予定と発表がありました。
幼稚園児については解熱後の停止期間を2日から3日に改めるとの事・・・
実際抗インフルエンザ薬を投与すると 翌日辺りから解熱してきますが、抗インフルエンザ薬を投与して3日目辺りのウイルス検出率は20~30%代 6日辺りのウイルス検出率は1~2%と 急激にウイルスは減少してきます。
解熱後2日目と3日目で ウイルスの検出率が急に変化するのですが その1日の差で周囲にうつしてしまうキケンがあることが指摘されてきていました。 お薬の進歩によりインフルエンザに罹っても早期に服用するとすぐ解熱し、症状が軽くなりその人が重症化するリスクは軽減しているのですが、ウイルスを排出している期間は大きくは変わらないとのデータもあるようで、今回この変更になるようです。
一応 2012.4月以降の施行のようですが、現在の流行患者さんにも一応お話するようにしております。 皆さんもご注意を!!