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冬のスキンケア 痒み対策

2012年2月13日 月曜日

寒いこの時期 肌がカサカサになり、つい無意識掻きをしていませんか?

冷え⇒血管が収縮⇒体の末端の血流が低下し肌が栄養不足⇒乾燥やむくみ

ますます冷えがひどくなる 悪循環!! (*_*)(*_*)

肌が乾燥すると本来皮膚の奥の真皮にとどまっている神経繊維(C繊維)が表皮まで伸びてきてしまいます、このC繊維は痒みを感じる神経で、それが表皮まで伸びてくるとちょっとした刺激で痒みを感じやすくなってしまいます。 無意識掻きから傷を作って更に痒くなる!!

一年を通して特に皮膚が乾燥しやすいのが冬、年間を通してもっとも湿度の低い季節で寒さの為末梢の循環も悪くなっているので要注意!!

男性に比べ皮脂の分泌量が少ない女性は皮膚が乾燥し易いので注意が必要!!女性の皮脂量は20代をピークに減り始めます。 

体の中で特に乾燥し易いのが、足の脛(すね) 太ももの前 腕の外側 背中(特に腰周り) 元々皮脂の分泌が少ないところは乾燥による皮膚掻痒症がおきやすい所。

ドライスキンによる皮膚の痒みには抗ヒスタミン薬が効きにくいので対策はズバリ保湿剤!! 皮膚に水分が残っている入浴直後にたっぷり保湿剤を毎日続けて塗ることが大切。

 ヘパリン類似物質配合剤(ヒルドイドローション ヒルドイドソフト)→保湿作用・抗炎症作用・血行促進作用があって、顔にも使用OK とっても人気!! アイさくらクリニックイチオシ!! 若い女性からの人気の薬剤です。

尿素剤(パスタロンソフト パスタロンクリーム パスタロンローションなど)→角質をやわらかくして体内の水分を取り込む。価格が安いことがうれしい!!しかし弱酸性で顔への使用や、掻き傷のあるところ、小さいお子さんへの使用は避けた方が無難

セラミド配合剤→角質に元々ある成分 水分の保持力が高く皮膚も柔らかくなる。お化粧などに使用されている。

白色ワセリン(プロペト)→肌に油の膜を作り肌を保護して水分の蒸発を防ぐ。 小さい子供にも使用OK 顔にも使用できるが、多少ベトベト感が苦手な人もいるかも?

乾燥からの無意識掻き!! 慢性になると集中力の低下や不眠症の原因にもなるので日ごろの肌のお手入れをしましょうね(^○^)(^○^)  

 

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