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線維筋痛症にサインバルタ

線維筋痛症という疾患があります。

線維筋痛症とは、全身的慢性疼痛疾患であり、
全身に激しい痛みが起こる病気です。
痛みのみを中心に診ると 線維筋痛症 しかし
精神的要素を入れて診断すると身体表現性障害(疼痛性障害)ともとれる疾患です。

痛みの程度は軽度のものから激痛まで様々で、痛みのため生活に大きな支障を来していることが多く、痛みの部位が移動したり、天候によって痛みの強さが変わったりすることもあります。

慢性の疼痛によって睡眠障害がみられ、ストレスが溜まり、それがまた痛みを増強させる場合もあると考えられています。(うつ状態になると痛みの閾値が下がり、更に痛みを感じやすくなります)
線維筋痛症は男性よりも女性に多く、中高年の方に多い疾患です。
現在人口の1.66%、約200万人の患者がいるのではないかと考えられている疾患です。

その疾患に対して 朗報!! 現在日本では リリカ(プレガバリン)が治療薬として保険適応がありましたが、サインバルタ(デュロキセチン)が 線維筋痛症の治療薬として保険適応がH27年5月26日から加わりました。

当院でもその開発の治験にも参加しておりました。

線維筋痛症は慢性の疼痛疾患です、ストレスという点で考えるとかなりメンタルへの影響が強い疾患です。 これによって 線維筋痛症の人たちへ痛みが軽くなった生活を届けていきたいと思っております。 

 

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