男性のうつ病と女性のうつ病

うつ病は誰にでも起きうる疾患です。

うつ病の12カ月有病率（過去12カ月に経験した者の割合）は1～8%
生涯有病率（これまでにうつ病を経験した者の割合）は3～16%
日本では12カ月有病率が1～2%、生涯有病率が3～7%であり、欧米に比べると低い
といわれている。
一般的に女性、若年者に多いとされるが、日本では中高年でも頻度が高く、うつ病に対する社会経済的影響が大きい　　
（厚生労働省　みんなのメンタルヘルスより)

心療内科への受診は様々な病状・理由で来院されるのですが、男女比でいうと女性が多いのが一般的。　　　当院でも男性：女性は　３：７　　

女性は共感脳が発達していると言われますが、自分が辛いときも上手に共感を求めて人に相談する、また相談できる。
一方男性は理論的思考で物事を考えようとする。　また自己開示が苦手で、弱音を吐くことを避けたがり受診を避けたがる。

その結果だろうか、平成２２年の自殺者のデータからすると
男女比は７：３で　男性に自殺者が多い。
自殺者すべてがうつ病と言えないが、あるデータから自殺者の６割がうつ病だったと、またその6割の方のうち7割～８割の方が、心療内科や精神科で適切な治療を受けていなかったとされています。

うつ病になり易い性格はメランコリー親和型性格といって、『真面目』、『几帳面』、『律儀』、『責任感が強い』、『和を重んじる』、『規則に厳格』　！！！
男性でこの性格であれば注意！！　

きっかけがあれば誰にでも起こりうる疾患　『うつ病』
元シブがき隊の布川敏和（４９）さんがＴＢＳ系「私の何がイケないの？」（月曜・後７時）に出演。「離婚うつ」に悩んでいることやひきこもり生活を告白した。　

離婚が原因でのうつ病発症されたのでしょうか？、またこれまで芸能人のためプライドが邪魔をしたり、マスコミの離婚の過熱報道で相談出来なかったのでしょう。
しかし今回告白(自己開示)したことで気持ちが整理される方向に向かい、症状の程度によってはキチンと治療を受けられて回復に向かうことを願っております。　

　


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